ろきの気まぐれカフェ

気ままに雑多に、指の動くまま書き散らします。

秘境・備後落合でUターン(5月編 part6)

こんにちは、こんばんは

どうも、ろきです。


というわけで、木次から奥出雲おろち号にようやく乗車。

あんまり書くと、これから先で乗る人のネタバレになってしまうので気をつけて。

 

 

ロッコと普通の車両の2両編成。曇り空で風が強かったので少し肌寒い日でしたが、多くの方がトロッコ車両へ。

備後落合に向かう行きルートだと、かっこいい先頭車は後ろになります。トロッコ一番後ろから見える景色はいいんだけど、思っている動きじゃないことに驚き。

 

流石はGW、家族連ればかり。ひとりぼっちで乗ってるのお前だけ、やーいやーい(/_;)

 

ゆらりゆられて行くわけだが、島根→広島へ中国山地をつきぬける木次線。山は登るし、トンネルは多い。最初らへんの平地で揺れるなぁと思っていたのはまだ序の口だった。

 

トンネルに入ると、天井にかわいい龍がごめんください。

体色を変えられる龍。食物連鎖の最上位でしょうから、擬態する必要もないだろうに。


JRさん、ひとりぼっちは穴埋めに使いやすいと思っている節があるので、備後落合まで家族3人で仲良く乗られているお客さんと同じボックス席。なんともいたたまれない。ごめんなさい、ぼっちが同席してしまって。

 

どうも、おじいちゃんおばあちゃんのところに遊びに来た孫娘と3人で乗られているらしい。余計にごめんなさい。こんな変人が一緒で。

と思って、おろち号の揺れを楽しむことだけを考えて心のスイッチを落としていると、「せっかく同じ席になったので」と焼鳥をくださることに。え、そんないいんですか、と思いながら、いただくことに。あぁ、人の優しさが心に染みる。

 

行きはどの駅も停車時間短めだが、帰りは長いことを知っていた私は備後落合での別れ際に、行きに汲もうとされていたお水、帰りは駅での停車長めなのでお水汲めると思いますよとお礼代わりにお伝え。

 

初めて秘境駅・備後落合に降り立つ。

西園寺さんの動画で何度見たことか備後落合。いや、この山の中で野宿はしんどすぎる。

 

折返しの発車までは時間があり、お腹が空いたので亀嵩駅で受け取っていたお蕎麦を食べることに。おろち号の中で食べる人がほとんどだとは思うんだけれど、揺れるしお腹がまだ空いていなかったしで食べていませんでした。

駅長さんの手打ち蕎麦っていろいろおもしろい。駅長さんが手打ちするってどういうこと?ということもあるが、駅長さんはいつ打っているの?あれ、業務時間長すぎないか?これ副業扱いなのかな?などなど。

 

そんなことを考えながら、一口すする。うまい。

コシが強い食感で、風味がしっかりした蕎麦という印象。お弁当の蕎麦とは思えない。

あっという間に感触してしまった。

 

いや、しかしなんとまぁ、こんな景色で食べる蕎麦はうまい。というか、線路多いな。備後落合って、秘境駅と言いながら山の中のターミナルですもんね。

 

線路は多いけれども、電車は来ない。木次線芸備線と山陰→山陽へ抜ける乗り継ぎができないわけではないが、接続はよくない。まぁ待てばなんとでもなるが。

 

そんなこんなで折返しの発車まで時間がない。大慌てで車両に戻り、帰り道へ。

トロッコ車両を前面から。備後落合で慌てながらもなんとか撮れた。

行きはどんなルートを通るんだろうと思っていたが、帰りは行きでルート確認できているので風景をのんびりと楽しもう。

スイッチバックにおろちループ。スイッチバックって、運転手さんは歩いて逆側に移ってエンジン再始動なのね。都会の満員電車じゃできない(そもそもそんな線路の引き方しない)。

 

出雲三成駅の販売所で、簸上正宗の限定しぼりたて生原酒を発見。え、本当にたまたまだけれど、これもなにかのご縁だ。まだ5月だし、夏と違ってそこまで温度管理を気にしなくても大丈夫なはず。

ということで、即決で購入。おい、家に一升瓶まだあるやろ、どんだけ溜め込むんや。

(夜、ホテルでとりあえず一口、と飲んだことは秘密)

 

ゆらゆらと揺られ、木次駅にもうすぐ到着する。きっと退役までにもう一度おろち号に乗ることはないだろう。これが最初で最後と思って、おろち号を堪能する。

よく見たら、私と同い年なんだね、おろち号。お疲れ様。

 

木次駅に到着。おろち号はみんなを下ろすと、運転手さんと走っていく。ありがとう。

 

木次からは次の電車で宍道方面へ。明日も昼間は山陰観光をして、その後に横浜に戻るつもりだったので、今日のお宿は米子。

米子でホテルに入り、さっき買った日本酒を飲み、居酒屋へGo。明日はそこまで早く起きなくていいからゆっくり寝よう。

 

明日起きれるか、起きれないか、真実はいつもひとつ!!!

 

ばいばい。